入院生活でヤキモキするものは、ドレーンがいつ抜けるのか、ということ。

手術2日後から、「明日は」と言われてもう3日経った。排出液が50cc以下になったら…と言われてるけど…今日はどうだろう?チューブの中の色は、暗い赤から、オレンジ、場所によっては透明な黄色に変わってる。


AM10:00 回診で、女性外科医が傷を見て「じゃあ抜きますね」と一言。

良かった…家に帰れる。
でも、皮膚の下に潜り込んでいるチューブをどう外すんだろう?

そんな疑問を見透かされたのか、「ちょっと変な感じがします。あと、少し痛いです」と言われる。


恐る恐る待ってると、チューブを根元で切る気配がして、ひっぱられる。


例えるなら…体の中を虫が這いずるような。ゾクゾクする感覚。痛みは…痛くないワケじゃないけど、どこからが痛いのか、既に痛みのラインがわからなくなってるので、問題なし。


あっという間に終わった。


PM18:00 親しい人から電話。待っていてくれる人がいるのはいいものだ。元気になろうと思う。


PM19:20 夫がくる。昨日、一昨日とかなり顔色が悪くて心配したが、今日は少し晴れやか。仕事が落ち着いたか。息子はまだ義実家で一度も泣いてないらしい。義母や義妹とパンを作って遊んでいる様子。彼も頑張っている。

たくさんの本を持って帰ってもらう。


PM19:40 乳がんの先輩のFさん、お見舞いに来てくださる。術前に気持ちをいろいろ聞いてもらえてありがたかった。お父様が隣の国際福祉大学病院に入院してるので、立ち寄って下さったとのこと。しばし談笑。「麻酔ってまた覚めるか不安よね」と話し合う。お父様の快復を私もお祈する。



寝る前…歯を磨きながら…窓から東京タワーを眺める。

ここは港区。タワーはとても大きく見える。

今日のイルミネーションは赤、青、白の協奏曲。オバマ大統領が来日してるから…でもフランスの国旗の色の方が連想される。見ていると、とても軽やかな気持ちになる。

病院の薄味に飽きてしまった。明日くらいは、フレンチが食べたいな。



だけど…自分に言い聞かせる。ゆめゆめ油断しないように。生活や習慣を振り返りながら生きなければ。これから10年という、長い再発転移が発生しやすい期間を乗り越えるんだから。


これからも、生きていくんだから。