ブログをやってから起こる不思議な現象。


時々、ブログを見てくれて、メッセージをもらうことがある。古い友人の時もあるし、イベントで1回会ったとか、セミナーで一緒だっただけとかって時もある。


そこに書かれてあるのは、大抵が喪失の物語。
亡くなった家族について。
事情があって会えない大切な人について。
失われるかもしれない命について。


メッセージを開けるのは、大抵真夜中。仕事や家事が落ち着いてから。物音がしない静けさの中で読んでいると、書いた人が流した涙、漏らした嗚咽、「あの時どうすれば良かったのか」という思いが伝わってくる。


実際に書いてあるし、書かれて無くても伝わってくるのは、
「つらいのは、はるさんだけではないよ」
「自分だけがつらいと思っていたけど、そうじゃないとわかった。」
という言葉。


癌になった人は、みんな「どうして自分がなったんだろう?」「なぜ自分だけが?」と思うんじゃないだろうか?

答えはもちろん無い。誰も教えてくれなくて、腹立たしくて不安で。


そんなことをしつこく考えて、井戸の底に落ちそうな時に、このメッセージはやってくる。


私はいつも気の利いた返事が書けなくて、もどかしくて残念なんだけど、こういったメッセージには、とても感謝している。あなたの大切な話を聞かせてくれて、心の柔らかい部分を見せてくれてありがとう、って思ってる。