大学病院の2日後、私は二子玉川ブレストクリニックにいた。MRIの結果をCDRで持参して。この病院のH先生が、私に乳がんの告知をした人だ。

去年の12/17、風邪をひいて胸が痛かった私は、何気なく左脇をマッサージしていた。その時、コリっとしたものが手にあたる。

驚いて右脇をさわったけど、「こっちには無い…」
1日だけ「気のせい」と知らんぷりしたけど、やっぱり消えない不安。「しこりの9割は良性というし」とネット情報をお守りにして診察を受けた12/25のクリスマス。

マンモとエコーを受けてカーテンの陰で触診を待ってると、看護婦がバックオフィスに「検体出まーす」と言ってるのが、聞こえてきた。その時、「これはヤバイんだ」とわかったんである。

その後は予想どおり先生から「はるさん、このしこりは癌の特徴を兼ね備えてるから覚悟した方がいい」と早速軽めの告知を受け、針生検。(ちなみに麻酔をするから全く痛くなかった)

急展開にヨロヨロしつつも、「今、癌の告知はこんなに軽いのか〜!ドラマと全然違う」ってことに妙に関心。


その後、正式告知を経て、このクリニックからガン細胞の詳しい検査をしてもらいつつ、手術はしてないからとS大学病院を紹介してもらった。今日は会うたびに「心配なことがあったら相談しに来て」と言ってくれたH先生に会いに来たのだ。

ほんの2、3日前のことなのに思い出すと恥ずかしいが、かなり勢い混んでH先生にS大学病院でのことを話したとおもう。先生は結構困ったと思うけど、「さすががん研だよね、丁寧に見てくれて。MRIは(悪性じゃないものも)拾いすぎることがあるから、まだわからないよ。僕がみる限り、つながっている様子は無いと思う…ただ…あるとしたら、できやすい人はいるから、2つ目の癌、ということはあるかもしれない」と。そして、「僕も、最初の癌以外は見つけられなかったもんね、ゴメンね」って、、、

そのとき、この言葉が心の中で響いて、ささくれていた気持ちが少し癒されたような感覚が生まれた。つまり「私、S大学病院に謝ってもらいたかったんだな〜」と実感。言ってくれなかったから、誤魔化されたから、よけいに傷ついたんだなあ、と。誠実であること、私はお医者さんにそれを求めているんだなあ…

5mmは小さすぎるから、マンモやエコーでは見つけきれないのはよくわかってる。先生、謝ってくれてホントにありがとう。


その後、H先生からも温存を望むのであれば、K総合病院はいい、と推薦され、転院の可能性も含めて、改めて前向きに検査に行くことに。

先生は、転院するならK総合病院のF先生に、早く手術してもらえるようメールしてあげるから、とも言ってくれて…

ちなみに、この日初めて夫と病院に行った。
初診→告知→セカンド・オピニオンと、今まで全て1人でやってきた。付き合って6年、結婚して10年。優しいオトコの彼が「仕事が忙しい」って言うんなら、そうなんだろうと。甘えベタの長女気質の自分が憎い。昨日、とうとう弱音を吐いてみた。
初めて同伴した彼は、「お医者さんの主観でずいぶん変わるんだね〜。もっとパシッていってもらえるのかと思っていたよ」と。

そう、わたし、それにいろいろ振り回されてるの。
「癌になったら、生活が癌中心に回るようになる」ってある闘病記に書いてあったけど、まさしく実感中な毎日だ。